「床下からシロアリが発見された…駆除費用はいくらかかるの?」 「業者によって見積もりが全然違うけど、適正価格はいくら?」
そんな疑問を持つ方に向けて、2026年最新のシロアリ駆除費用の相場から、坪数別の目安、工法の違い、失敗しない業者の選び方まで徹底解説します。
結論から言うと、シロアリ駆除の費用相場は一軒家で約20万円が目安です。ただし坪数・工法・被害の程度によって大きく変わります。放置すると建物の耐震性にも影響するため、早めの対応が重要です。
そもそもシロアリとは?放置するとどうなる?
シロアリは木材を食い荒らす害虫で、日本では主に「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」の2種類が住宅被害を引き起こします。
シロアリが引き起こす深刻な被害
① 建物の耐震性低下 シロアリは柱・土台・梁などの構造材を内部から食い荒らします。表面は正常に見えても内部がスカスカになることがあり、地震の際に倒壊するリスクが高まります。
② 雨漏りの発生 屋根裏の木材が食害を受けると雨漏りが発生することがあります。
③ 修繕費用の増大 早期発見であれば10〜20万円で対応できますが、長期間放置すると構造補強・リフォームが必要になり、数百万円の費用がかかるケースもあります。
④ 資産価値の低下 シロアリ被害が発覚した住宅は売却時に大幅に価格が下がります。
シロアリ発見のサイン
以下のサインがあればシロアリがいる可能性があります。
- 床を歩くとブカブカ・スポンジのような感触がある
- 木材を叩くと空洞のような音がする
- 春先(4〜5月)に羽アリが大量発生した
- 床下や木材に**泥状のトンネル(蟻道)**がある
- 木材の表面に細かい木くず・糞が落ちている
シロアリ駆除の費用相場【2026年最新】
① 1㎡(平米)あたりの単価
全国のシロアリ駆除の相場は1㎡あたり約2,200円(1坪あたり約7,260円)とされています。ただし業者の業態やエリアによって大きく異なります。
| 業者の種類 | 1㎡あたりの目安 |
|---|---|
| 大手フランチャイズ系 | 2,500〜3,500円 |
| 地域密着型専門業者 | 1,500〜2,500円 |
| 自社施工専門業者 | 1,200〜2,000円 |
② 坪数別の費用目安(バリア工法の場合)
1坪あたりの費用相場はおおむね4,000〜10,000円で、坪数によって総額が変わります。
| 1階床面積 | 費用目安 |
|---|---|
| 10坪(約33㎡) | 6万〜10万円 |
| 20坪(約66㎡) | 9万〜21万円 |
| 30坪(約100㎡) | 13万〜25万円 |
| 40坪(約132㎡) | 18万〜42万円 |
| 50坪(約165㎡) | 22万〜53万円 |
⚠️ 重要な注意点: 費用は「1階の床面積」で計算します。延床面積(1階+2階の合計)ではありません。2階建ての場合、延床30〜35坪の家の1階床面積は15〜20坪程度になることが多いです。
工法別の費用と特徴
シロアリ駆除には主に2つの工法があります。
バリア工法(薬剤散布)
特徴: 床下に薬剤を散布してシロアリを駆除・予防する最も一般的な方法です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用目安 | 1坪6,200〜8,300円 |
| 効果持続期間 | 約5年 |
| 施工時間 | 半日〜1日 |
| メリット | 即効性が高い・費用が抑えられる |
| デメリット | 薬剤を使うためペット・小さな子どもがいる場合は注意 |
ベイト工法(毒餌)
特徴: 地中に毒餌の入った装置を設置し、シロアリに運ばせて巣ごと駆除する方法です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用目安 | 1坪9,300〜12,000円 |
| 効果持続期間 | 継続的な点検・交換が必要 |
| 施工時間 | 設置は短時間・効果が出るまで数ヶ月 |
| メリット | 薬剤散布不要・環境に優しい |
| デメリット | 効果が出るまで時間がかかる・費用が高め |
費用が変わる5つのポイント
① 被害の程度・放置期間
早期発見であれば予防処理だけで済みますが、すでに被害が出ている場合は駆除処理が必要になり費用が上がります。
予防処理のみ → 10〜15万円
駆除処理あり → 15〜30万円
被害が2階まで及んでいる場合 → 30万円以上
② 床下の構造・点検口の有無
床下点検口がない場合は新たに設置する必要があり、点検口設置の費用相場は1箇所あたり3万〜5万円程度の追加費用が発生します。
また床下が低くて作業しにくい構造の場合も追加費用が発生することがあります。
③ 業者の業態
自社施工専門業者は仲介コストがかからない分、費用を抑えられる傾向があります。一方、紹介サイト経由の業者は紹介手数料が上乗せされるケースがあります。
④ 薬剤の種類
環境に配慮した低毒性薬剤や高性能薬剤を使用する場合は費用が高くなります。
⑤ 建物の構造
浴室・玄関・ポーチなどコンクリート部分への穿孔注入処理が必要な場合、追加費用が発生する業者があります。見積もり時に確認しましょう。
修繕費用も要注意!
シロアリ被害が深刻な場合、駆除費用とは別に建物の修繕費用が必要になります。
| 被害の範囲 | 修繕費用の目安 |
|---|---|
| 床下のみ | 50万〜100万円 |
| 外壁まで及ぶ場合 | 100万〜150万円 |
| 全体的な被害 | 300万〜500万円以上 |
早期発見・早期対応がいかに重要かがわかります。
定期的な予防が重要な理由
シロアリ駆除に使用する薬剤の効果は一般的に約5年間です。5年ごとに再処理を行うことで、継続的にシロアリの被害を防ぐことができます。
シロアリ予防のサイクル:
新築時:防蟻処理(標準で施工される場合が多い)
↓ 5年後
再処理(駆除業者に依頼)
↓ 5年後
再処理(繰り返し)
悪質業者に注意!よくあるトラブル
シロアリ駆除業界には悪質な訪問販売業者が存在します。特に以下のような手口に注意してください。
よくある悪質業者の手口:
- 「無料点検」と言って訪問し、その場で高額な契約を迫る
- 実際には被害がないのに「大変なことになっている」と脅す
- 「今日中に契約しないと手遅れになる」と急かす
- 見積書の内容があいまいで後から追加料金を請求する
対処法:
- 突然の訪問販売はすぐに契約しない
- 複数の業者から相見積もりを取る
- 信頼できる業者を事前に調べておく
火災保険・ホームオーナー保険は使える?
一般的な火災保険ではシロアリ被害は補償対象外です。ただし、シロアリ被害による雨漏りや水濡れ被害については保険が適用されるケースがあります。加入している保険会社に確認してみましょう。
また、新築住宅の場合は住宅瑕疵担保保険の対象になることがあります。
失敗しない業者の選び方
✅ 良い業者の特徴
- 現地調査・見積もりが無料
- 「公益社団法人日本しろあり対策協会」の登録業者
- 「しろあり防除施工士」の資格保有者が在籍
- 料金・作業内容が項目ごとに明確
- 5年保証がある(定期点検込みが理想)
- 自社施工(下請けを使わない)
- 口コミ・実績が豊富
❌ 注意すべき業者の特徴
- 突然の訪問販売で契約を急かす
- 現地調査なしで見積もりを出す
- 見積書の内訳が不明瞭
- 「コンクリート処理」など標準作業を別料金にする
- 保証がない、または保証が有料
- 相場より極端に安すぎる(手抜きの可能性)
くらしのマーケットでの費用目安
くらしのマーケットでは複数の業者を料金・口コミ・保証内容で比較できます。3社以上の見積もりを取って比較することで、適正価格と優良業者を見つけやすくなります。
▼ 他の害虫・害獣駆除の費用も確認する
・ゴキブリ駆除の費用相場
・ネズミ駆除の費用相場
・ハクビシン駆除の費用相場
・ムカデ駆除の費用相場
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 費用相場(一軒家) | 平均約20万円 |
| 1㎡あたりの単価 | 約2,200円(業者により異なる) |
| 計算の基準 | 1階の床面積(延床面積ではない) |
| 主な工法 | バリア工法(安い)・ベイト工法(環境に優しい) |
| 薬剤の効果 | 約5年(5年ごとに再処理が必要) |
| 業者選びのポイント | 登録業者・保証あり・相見積もり |
| 悪質業者に注意 | 突然の訪問販売・急かす業者は要注意 |
シロアリは発見したら放置せず、早めに専門業者に相談しましょう。放置するほど修繕費用が膨らみます。まずは無料の現地調査を依頼して、被害の状況を確認してもらうことをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
Q1. シロアリを自分で駆除できますか?
市販の薬剤でも一定の効果はありますが、完全駆除はほぼ不可能です。床下の奥や木材の内部に潜んでいるシロアリには市販薬剤が届かないことが多く、表面的に駆除できても内部で被害が拡大するリスクがあります。専門業者が使う薬剤は5年間効果が持続しますが、市販品は数ヶ月程度しか持続しません。
Q2. 見積もりは無料でしてもらえますか?
優良な業者であれば現地調査・見積もりは無料です。費用を請求する業者もあるため、依頼前に無料かどうか確認しましょう。
Q3. 新築なのにシロアリが発生することはありますか?
あります。新築時の防蟻処理の効果は約5年のため、5年を過ぎると再処理が必要です。また施工不良や環境によっては新築でも発生することがあります。
Q4. シロアリ駆除中は家を空ける必要がありますか?
バリア工法の場合、作業中は換気が必要ですが、基本的に1〜2時間程度で戻れます。ただし使用する薬剤によっては数時間の退避が必要なケースもあるため、事前に業者に確認しましょう。
Q5. 5年保証とは何ですか?
施工後5年間の間にシロアリが再発した場合、無償で再施工してもらえる保証です。優良業者では定期点検も無料で行ってくれます。5年保証の内容(定期点検の頻度・再施工の範囲など)を事前に確認しておきましょう。
Q6. マンションでもシロアリは発生しますか?
主に1階や地下に近い部屋、木造部分があるマンションで発生することがあります。鉄筋コンクリート造の上層階では発生しにくいですが、共用部や内装の木材が被害を受けるケースがあります。発見したら管理組合に連絡しましょう。
Q7. 費用を安く抑えるコツはありますか?
早期発見・早期対応が最も重要です。被害が小さいうちであれば予防処理だけで済み費用を抑えられます。また3社以上で相見積もりを取ること、自社施工の専門業者を選ぶことも有効です。

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