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「家にいるコウモリって何の種類?」 「日本にはどんなコウモリがいるの?」 「家屋に侵入してくるのは特定の種類だけ?」
実は日本には30種類以上のコウモリが生息していますが、家屋に侵入してくるのはほぼ「アブラコウモリ(イエコウモリ)」1種類のみです。「コウモリは全て家に住み着く」というのは大きな誤解で、種類によって生息場所も習性も全く違います。
正しい知識を持つことで、自宅にいるコウモリの正体・適切な対策・他の種類との違いを理解できるようになります。
この記事では、日本に生息する代表的なコウモリの種類・家屋に侵入するコウモリの特徴・他の種類との違い・コウモリ全般の特徴まで2026年最新版で徹底解説します。
結論:家に侵入するのは「アブラコウモリ」が99%
まず結論から、最重要ポイントを確認しましょう。
家屋侵入の主犯はアブラコウモリ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 別名 | イエコウモリ |
| 学名 | Pipistrellus abramus |
| 生息地 | 全国(都市部に多い) |
| 体長 | 4〜6cm(超小型) |
| 家屋侵入率 | 99%(他のコウモリはほぼ侵入しない) |
「家にコウモリが入ってきた!」という場合、ほぼ間違いなくアブラコウモリです。日本に生息する他のコウモリ(ヤマコウモリ・キクガシラコウモリなど)は、洞窟や森林に住み、家屋には侵入しません。
▶ 家に入ってきた時の対処はコウモリが家に入ってきたら?をご覧ください。
日本に生息する主なコウモリの種類
日本にはどんなコウモリがいるのか、代表的な種類を整理します。
日本のコウモリ・代表7種類
| 種類 | 体長 | 生息地 | 家屋侵入 |
|---|---|---|---|
| アブラコウモリ | 4〜6cm | 全国・都市部 | ★★★★★ |
| ヤマコウモリ | 7〜9cm | 山地・森林 | ✕ |
| キクガシラコウモリ | 6〜8cm | 洞窟 | ✕ |
| ユビナガコウモリ | 5〜6cm | 洞窟 | ✕ |
| ヒナコウモリ | 5〜7cm | 樹木 | △ 稀 |
| クビワコウモリ | 4〜6cm | 樹洞 | △ 稀 |
| オヒキコウモリ | 9〜11cm | 山地 | ✕ |
アブラコウモリ以外は、ほぼ家屋には侵入しません。
日本のコウモリは全て鳥獣保護管理法の対象
種類に関係なく、日本に生息する全てのコウモリは鳥獣保護管理法で保護されています。
- 殺傷・捕獲は違法
- 巣の破壊も違法
- 違反時は1年以下の懲役 または 100万円以下の罰金
「アブラコウモリは家に侵入する害獣だから駆除してもOK」というわけではありません。
▶ 詳しくはコウモリは法律で守られている?をご覧ください。
家に侵入するアブラコウモリの特徴
家屋被害の原因であるアブラコウモリを詳しく見ていきましょう。
アブラコウモリの基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 体長 | 4〜6cm |
| 翼を広げた大きさ | 19〜26cm |
| 体重 | 5〜10g |
| 寿命 | 約3〜5年(野生) |
| 体色 | 茶色〜黒褐色 |
| 食性 | 蚊・小型昆虫 |
| 活動時間 | 夕方〜夜間 |
| 繁殖期 | 6〜8月 |
**「イエコウモリ」**という別名通り、人間の家に住み着くのが最大の特徴。
なぜアブラコウモリだけ家に侵入する?
理由は身体の柔軟性と環境適応力にあります。
| 理由 | 詳細 |
|---|---|
| 身体が小さい | 1〜2cmの隙間から侵入可能 |
| 都市環境に適応 | 街灯の周りで蚊を捕食 |
| 集団で生活 | 1ヶ所に数十〜数百匹住み着く |
| 寒さに弱い | 暖かい屋根裏を好む |
| 餌が豊富 | 都市部は虫が多い |
特に**「1〜2cmの隙間から侵入できる」**点が、家屋被害の最大の原因です。
▶ 詳しい侵入経路はコウモリの侵入経路と塞ぎ方をご覧ください。
アブラコウモリの食性
実は人間にとって有益な側面もあります。
| 食べる虫 | 1晩あたりの捕食量 |
|---|---|
| 蚊 | 約500匹 |
| ユスリカ | 約200匹 |
| その他小型昆虫 | 約100匹 |
1晩で約800匹の虫を食べるため、屋外では益獣としての側面も。ただし、家屋に侵入すると害獣となります。
アブラコウモリの繁殖
| 時期 | 状況 |
|---|---|
| 4月 | 冬眠から目覚める |
| 6〜8月 | 繁殖期(子育て) |
| 9〜10月 | 子コウモリが独立 |
| 11〜3月 | 冬眠 |
特に6〜8月の子育て期に屋根裏で集団生活するため、被害が顕在化します。
アブラコウモリと他のコウモリの違い
「自宅にいるコウモリがアブラコウモリかどうか?」を見分けるには、他の種類との違いを知ることが重要です。
アブラコウモリ vs ヤマコウモリ
| 項目 | アブラコウモリ | ヤマコウモリ |
|---|---|---|
| 大きさ | 4〜6cm | 7〜9cm |
| 体色 | 茶色〜黒褐色 | 茶褐色 |
| 生息地 | 都市部・住宅地 | 山地・森林 |
| 群れの大きさ | 数十〜数百匹 | 数百〜数千匹 |
| 家屋侵入 | する | ほぼしない |
**「都市部の家にいる小型のコウモリ=アブラコウモリ」**でほぼ間違いありません。
アブラコウモリ vs キクガシラコウモリ
| 項目 | アブラコウモリ | キクガシラコウモリ |
|---|---|---|
| 大きさ | 4〜6cm | 6〜8cm |
| 鼻の特徴 | 普通 | 鼻に菊の花のような飾り |
| 生息地 | 都市部 | 洞窟 |
| 家屋侵入 | する | しない |
**「鼻に飾りがある」**のがキクガシラコウモリの最大の特徴。これは洞窟内での超音波発信のための器官です。
アブラコウモリ vs その他の種類
家屋に侵入するのはほぼアブラコウモリだけなので、**「家にいる小型のコウモリ=アブラコウモリ」**と判断してほぼ間違いありません。
コウモリ全般の特徴
種類を問わず、コウモリ全般に共通する特徴も知っておきましょう。
哺乳類なのに飛べる唯一の動物
コウモリは哺乳類で唯一、自力で空を飛べる動物です。
| 動物 | 飛行能力 |
|---|---|
| コウモリ | ◎ 自力で飛べる |
| ムササビ | △ 滑空のみ |
| モモンガ | △ 滑空のみ |
| その他哺乳類 | ✕ 飛べない |
ムササビ・モモンガは「滑空」しているだけで、コウモリのように羽ばたいて飛行できる哺乳類はコウモリだけです。
超音波で位置を把握する
コウモリは**超音波(エコーロケーション)**で周囲の状況を把握します。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発信周波数 | 20〜100kHz |
| 人間の可聴域 | 〜20kHz(聞こえない) |
| 用途 | 障害物の検知・餌の発見 |
| 精度 | 暗闇でも数mm単位で識別 |
「コウモリは目が見えない」というのは誤解で、目も使いますが超音波でも確実に位置を把握できます。
逆さまにぶら下がる理由
コウモリが逆さまに止まるのは、身体の構造上の理由があります。
- 後ろ足の筋肉が発達していない(歩けない)
- 飛び立つ時にそのまま落下できる
- 天敵(地上動物)から身を守る
- 集団で省スペースに止まれる
「足の力で逆さまになっている」というより、**「逆さまの方が楽」**な構造になっています。
寿命は意外と長い
| 動物 | 平均寿命 |
|---|---|
| アブラコウモリ | 3〜5年 |
| ヤマコウモリ | 10〜15年 |
| キクガシラコウモリ | 15〜25年 |
| ネズミ(参考) | 1〜3年 |
小型哺乳類としては異例に長寿で、特にキクガシラコウモリは20年以上生きることも。
コウモリは益獣?害獣?
コウモリは「益獣」と「害獣」の両側面を持つ、複雑な存在です。
益獣としての側面
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| 害虫駆除 | 1晩で数百匹の蚊を捕食 |
| 生態系のバランス | 食物連鎖の一部 |
| 受粉(熱帯のフルーツコウモリ) | 植物の受粉に貢献 |
屋外で活動するコウモリは益獣です。
害獣としての側面
| デメリット | 詳細 |
|---|---|
| 健康被害 | 感染症(狂犬病・ヒストプラズマ症)のリスク |
| 建物被害 | フン・尿による腐食・悪臭 |
| 二次被害 | ノミ・ダニの繁殖 |
| 騒音 | 屋根裏での足音・鳴き声 |
家屋に侵入したコウモリは害獣になります。
▶ 詳しい被害はコウモリの被害と放置するリスクをご覧ください。
コウモリの種類別の対処法
種類によって対処の必要性が異なります。
家屋侵入(アブラコウモリ)
最も対策が必要なケース
- 業者に駆除依頼
- 侵入経路の徹底封鎖
- フン・尿の清掃
- 再発防止対策
▶ 詳しくはコウモリ駆除の費用相場をご覧ください。
庭に飛来するだけ(各種)
対策不要
- 蚊を食べてくれる益獣
- 自然に共存
洞窟で見かけた(キクガシラコウモリなど)
触らず近づかず
- 鳥獣保護管理法で保護対象
- 観察のみで触れない
- 写真撮影は可
アブラコウモリの被害サイン
「家にアブラコウモリがいるかも?」と疑った時のチェックポイントです。
主な被害サイン
| サイン | 内容 |
|---|---|
| 屋根裏から「カサカサ」音 | 翼の音 |
| 「キーキー」鳴き声 | 鳴き声 |
| ベランダ・軒下にフン | 5〜10mmの黒い粒 |
| 強烈な悪臭 | フン・尿の蓄積 |
| 家の周りでコウモリ目撃 | 夕方〜夜間 |
▶ 詳しくはコウモリの被害サイン10選をご覧ください。
まとめ:家にいるのは「アブラコウモリ」と覚えよう
コウモリの種類と特徴をまとめます。
- 日本には30種類以上のコウモリが生息
- 家屋に侵入するのは「アブラコウモリ」(イエコウモリ)が99%
- 他の種類(ヤマコウモリ・キクガシラコウモリなど)は家に来ない
- アブラコウモリは1〜2cmの隙間から侵入できる
- コウモリ全般は鳥獣保護管理法で保護対象
- 屋外では益獣・家屋に侵入したら害獣
「コウモリは全て同じ」という誤解を解き、自宅にいるアブラコウモリへの正しい対処ができるようになりましょう。
家屋でコウモリを発見したら、まずはプロの無料調査で状況を確認するのがおすすめ。種類の特定から侵入経路の確認まで、まとめて対応してくれます。
▶ 関連情報はコウモリが家に入ってきたら?・コウモリの被害と放置するリスクも合わせてチェックしてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 家にいるコウモリがアブラコウモリかどうか、どう確認する?
A. 以下の特徴で判別できます。
- 体長4〜6cmと小型
- 都市部・住宅地に生息
- 屋根裏・軒下に住み着く
- 茶色〜黒褐色
家にいる小型のコウモリは、99%アブラコウモリで間違いありません。判別が難しければ、業者に写真を見せて確認してもらうのが確実です。
Q2. アブラコウモリ以外のコウモリが家に侵入することは絶対にないですか?
A. **稀にあります。**ヒナコウモリ・クビワコウモリなどが、樹洞代わりに家の隙間に住み着くケースが報告されています。ただし、頻度はアブラコウモリの100分の1以下で、家屋被害の主犯はほぼアブラコウモリです。
Q3. 家のコウモリは何匹くらいいる可能性がありますか?
A. アブラコウモリは集団で生活するため、1ヶ所に数十〜数百匹いる可能性があります。
| 規模 | 個体数 |
|---|---|
| 小規模 | 5〜20匹 |
| 中規模 | 20〜100匹 |
| 大規模 | 100〜500匹 |
数年放置された屋根裏では、数百匹規模になっていることもあります。
Q4. アブラコウモリは害虫を食べてくれるなら駆除しなくていい?
A. 屋外なら益獣ですが、家屋内に侵入したら駆除が必要です。理由:
- 健康被害(感染症)のリスク
- 建物被害(フン・尿による腐食)
- ノミ・ダニの繁殖
- 強烈な悪臭
「外で蚊を食べてくれる」のと「家に住み着く」のは別の話。屋外は共存・屋内は駆除が正解です。
Q5. 日本のコウモリは狂犬病を持っていますか?
A. **稀に保有している可能性があります。**日本国内では発生例が極めて少ないですが、ゼロではありません。海外では毎年コウモリ由来の狂犬病死亡例が報告されています。
コウモリには絶対に素手で触らないことが鉄則。万一噛まれたら、すぐに医療機関を受診してください。
Q6. コウモリは益獣だから駆除しちゃダメと聞きましたが、本当ですか?
A. 半分正しい、半分誤解です。
- 屋外のコウモリ → 益獣(蚊などを捕食)
- 家屋内のコウモリ → 害獣(健康・建物被害)
ただし、法律(鳥獣保護管理法)で全てのコウモリが保護されているため、個人での殺傷・捕獲は違法。家屋に侵入しているコウモリも、「追い出す」「侵入経路を塞ぐ」が合法的な対処になります。
Q7. コウモリの種類によって駆除方法は違いますか?
A. 家屋に侵入するのはほぼアブラコウモリだけなので、駆除方法は基本的に同じです。
- 追い出し(夕方の活動開始時に窓を開ける)
- 侵入経路の封鎖
- 忌避剤の使用
- フン・尿の清掃
専門業者に依頼すれば、種類の特定から最適な対策まで一括対応してくれるので、種類別の対応を心配する必要はありません。
▶ 詳しくはコウモリの侵入経路と塞ぎ方をご覧ください。

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